アロマテラピーの起源
植物の持つ香りや成分を利用して、心や身体のトラブルを解消しようとする自然療法、それがアロマテラピー(芳香療法)です。
アロマテラピーとは「aroma(芳香)」と「therapy(療法)」を合わせた造語で、1937年にフランス人化学者のルネ・モーリス・ガットフォセによって出版された本のタイトルでもありました。
アロマオイル(精油)の原料でもあるハーブは、古くはエジプトのミイラ作りに防腐剤として利用されていたとされています。また、古代ギリシャでは医学の祖と呼ばれるヒポクラテスも医療に用いており、400種類以上ものハーブを処方していました。
現在でもフランスやベルギー、ドイツにおいては、アロマテラピーは立派な医療行為であり、アロマテラピーに使用するアロマオイル(精油)の処方を行うことができるのは医師に限られています。
このように、昔も今も私たち人間にとって植物はとても身近な存在で、いろいろな場面でその効用を役立てながら生活してきたのです。 |